子どものうつ病からの回復には精神科の受診が不可欠

うつ病から回復するために専門医での治療が必要

 うつ病は適切な治療をすれば治る病気です。憂うつな気分が続き、眠れない状態や疲労感が続いたりしたときは、専門医の力を借りましょう。
 うつ病はタイプによって治療方法が違うので、しっかりした診断が重要です。そのためには専門医がいる精神科での受診が必要です。

通いやすくて子どもを診ている病院がおすすめ

 うつ病の治療は長期にわたります。うつ病の子どもは心も体も弱っています。子どものためにも通いやすい距離の病院を選びましょう。
 そして精神科の中でも、児童期から青年期の経験が多い医師のほうが、治療の経験が豊富なため安心して相談できるでしょう。なかには子ども専用の精神科もあります。

精神科の受診の妨げになる要素

 精神科の受診の妨げになる要素はいくつかあり、それを気にしてしまうかもしれません。
 しかし、次に示すようにけっして悩む必要はありません。安心して受診しましょう。

 

精神科への偏見

精神科に通うことは恥ずかしい

 心の病で悩んでいる人は多く、受診者は増えています。

子どもがうつ病で精神科に通うなんておかしい

 子どもであっても、うつ病は精神科で治療するのが正しい選択です。

プライバシーに関わることをいろいろ聞かれるのではないか不安

 プライバシーに関わる質問への回答を強要されることはありません。また、医師は守秘義務があり、病気について他人に漏らすことはありません。

子どものストレスになるのではないか

 専門医に自分のいやな体験を話すのは、たしかにストレスになるでしょう。しかし、子どもは自分を受け入れてくれると思ったとき、初めて自分の気持ちを話したいと思います。また、本人の前では今は話題にしないほうがいいと思うことは、整理しておいたほうがよいです。そのことについて専門医に相談したいと思ったときは、本人を外して話をするのもいいでしょう。

担当教師に伝えるのが不安

 うつ病と診断されたことを担当教師に伝えると、誤解されて何か悪い結果になるのではないかと不安になるかもしれません。担当教師に伝えるかどうかは、本人や家族で決めましょう。無理に伝えることはないでしょう。理解してもらえる自信があるときだけ伝えましょう。

 

子どものためらい

自分がうつ病かもしれないなんて信じられない

 病名や治療について、正しい情報を説明してあげましょう。

病院に行かなくてもがんばれば治るはず

 「あなたのことが心配、早く回復してほしい」と、親の気持ちを伝えましょう。

精神科でどんなことをされるのかわからないのでこわい

 治療は、子ども本人や親の同意を得て行われるから安心です。

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