子どものうつ病

子どものうつ病が増えています

 うつ病は大人だけの病気ではありません。
 一時期、「子どもにうつ病はない」と思われていた時代がありましたが、最近になって、子どもでもうつ病になることがわかってきました。調査によると、小学生の約8%、中学生の約23%が抑うつ傾向にあるそうです。また、小学生の1.6%、中学生の4.6%がうつ病を発症しているのではと推測しています。中学生の4.6%という数字は、大人のうつ病の発症率に迫るものです。
 今、子どものうつ病が増えています。元気がない、イライラ、不登校、眠れない・・・。お子さんにこのような症状が見られたら、それはうつ病のサインかもしれません。是非、本サイトを参考にして頂けたら幸いです。

大人のうつ病とこどものうつ病は違います

 発症の原因や症状を比べると、子どものうつ病と大人のうつ病の違いがみえます。

 

大人のうつ病の特徴

 大人のうつ病は40歳〜60歳に発症しやすい「メランコリー型うつ病」が代表的です。
 体力が落ちていく時期、これまでと同じように仕事や育児を頑張ろうとして、うつ病になるケースが多くみられます。

 

子どものうつ病の特徴

 子どもはエネルギーがあふれているため、大人と同じようなうつ病は起こりにくいとされています。
 子どもは、親や友達との関係が原因でうつ病になるケースが多いです。親が自分をどう思っているか、友だちから受け入れられているかが、子どもの自尊心に影響してきます。些細な出来事が大問題を引き起こすこともあります。

 

 子どもは憂うつな気分を悲しいというよりは、イライラで表現することがよくあります。小学生のころなら嫌な気分としか感じませんが、思春期になると孤独感や自己否定感を生じ、深刻な問題になりがちです。

子供のうつは気づきにくい

 また、大人なら自分がどんな感情でいるかを言葉で言い表すことができますが、子供は言葉で伝えるのが難しく、感情を行動で表すことが多いです。そのため、子供のうつは気づきにくいという側面があります。

 

 憂うつな気分を持つ子どもが、みんなうつ病であるというわけではありません。しかし、ずっと憂うつな気分が続くようなら、うつ病の可能性も考えられます。
 お子さんの状態をチェックして見ませんか?→子どものうつ病 自己診断テスト

子どものうつ病のさまざまなケース

 子どものうつ病に関して、まだわかっていないことが多い中、病院へ受診に行く患者の数は増えています。
 そして、その原因や経緯、症状はさまざまです。

  • いじめをきっかけに不登校になり大量服薬により自殺を試みる女子中学生
  • 進学校に進みながらやる気がないとうったえ、不登校が続く男子高校生

 など、ひとことにうつ病といっても、さまざまなケースがあります。
 子ども本人やその家族もどうしたらよいか分からないものです。うつ病の可能性を感じたら専門医に診察してもらいましょう。

 

 

子どものうつ病用語集