うつ病の症状は心と体に現れる
うつ病の症状は、大人も子どもも心と体に現れます。
心と体の両面から、お子さんの状態を注意深く見るようにしましょう。
また、うつ病の症状により、生活のリズムが乱れます。これも見逃さないようにしましょう。
心に現れる症状
感情面
- 憂うつな気分が長く続く
- 強い悲しみを感じる
- 不安や焦りを感じる
- いつもイライラする
- 些細な事で怒る
意欲面
- やる気が起きない
- 集中力が低下した
- 何をしても楽しくない
- 入浴や着替えが面倒
- 人と会いたくない
思考面
- 考えがまとまらない
- ひとつの考えにこだわる
- 悪いのは全て自分のせいだと思う
- 過去にこだわり、くよくよする
- 最悪な結果ばかり頭に浮かぶ
体に現れる症状
- 頭痛
- 微熱
- 耳鳴り
- 肩こり
- 腰痛
- 下痢
- 便秘
- 胃痛
- 食欲不振
- だるい
- 動悸
- めまい
- 胸が苦しい
- 疲れやすい
- 汗をかきやすい
- 性欲減衰
- 月経不順、無月経
生活のリズムのくずれ
日内変動
朝は症状が重く、夕方から比較的元気になる。元気になったと油断して無理をして、翌朝がつらいという悪循環に陥りやすい。
睡眠障害
うつ病では特に入眠障害が多く見られます。このため、朝起きられないことがよくあります。
- 寝つきが悪い(入眠障害)
- 途中で目が覚める(中途覚醒)
- 朝早く目が覚めて眠れなくなる(早朝覚醒)
- 眠りすぎる(過眠)
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